剧情简介:林羅山(1583〜1657)江戸初期の儒学者 京都・建仁寺で幼少期を過ごした後、朱子学に開眼。藤原惺窩に学び、家康をはじめ、多くの将軍に仕えた。方広寺鐘銘事件にも儒者として関与し、また寛永期の武家諸法度を起草、幕府政治に関わり、徳川体制の確立に尽力した。権力に阿る御用学者か、朱子学の聖か、その生涯に迫る。 [ここがポイント] ◎御用学者として現代の評価は低いが、そのすぐれた業績に迫る。 ◎江戸初期の政治史、文学史がわかる [副題の由来] 「羅山先生年譜」の寛永17年(1640)の12月条に、1年間に700冊を読みこなす、羅山の驚異的な読書の日々が綴られている。儒学者として、知を得る努力を怠らず、与えられた時間のなかで精一杯生き抜いた羅山を表す言葉であろう(本書130頁参照)。
作者:鈴木健一
出版社:ミネルヴァ書房
ISBN:9784623064809