剧情简介:世界の外に立つ他者が私の中に住む他者との対話で「私」の境界(たが)ははずれてゆく ●バフチン( 1895−1975) ロシア、ソビエト連邦の人文学者、哲学者。私的なサークルで講義をし、のちにモルドヴァ教育大学教官。ドストエフスキーやラブレーの読みを通じて、自己が他者の言説に浸透され、他者と完結しない対話的関係を保つことや、小説の哲学の極致としてのカーニヴァルの意義について論じた。主な著作に、『ドストエフスキーの詩学の諸問題』『フランソワ・ラブレーの作品と中世・ルネッサンスの民衆文化』など。 対話とカーニヴァル 小説の中で作中人物(他者)が作者から独立して動き、両者が対話的関係に入る。これは他者が作者=自己の内に住むからである。自己の中には無数の他者の声が常に鳴り響いている。自己は他者を孕みつつ世界に対して外に立つ。他者との対話にあって自他の枠組みはは...(展开全部)
作者:北岡誠司
出版社:講談社
ISBN:9784062659109