2025日本
東京で起きた大地震によって被災したセイタは、親戚の井出を頼り、小さな海辺の町で生活することになった。町の防波堤には、棺を待っているという女が海の向こうを眺めて佇んでいる。セイタは、廃小学校に住み着き、自給自足の生活をする少女、ミチと出会う。二人は仲を深めるが、互いの価値観はすれ違う。井出が罪を犯したことで、二人は逃げるように東京へ向かった。その途中、バスは大事故を起こす。セイタは目が見えなくなり、ミチは耳が聞こえなくなった。二人はもう一度海辺の町にやってきて防波堤の女と対面する。しかし、その町すらも地震の被害に遭い、防波堤は遠くへと流されていた。