地球平和のため、“1週間後に宇宙人に食べられること”を宣告された村田良夫は、万歳三唱に送られ、退職金を受け取る。村田の疑問はただ一つ「僕なんて、おいしいのかな」。

アジアのどこか、とある国、とある時代。 　　圧政下の国をモデルに、架空の土地を舞台にしたディストピア・フィクション。 　　暴力に支配された世界に生きる民の記憶が、詩的な旅のように断片的に織り重なる。 　　分断された世界で、私たちをつなぐものとは何か。 　　失っていく人々の良心や優しさ、命、様々な痛みの中で"生"を願うモノクロ叙景詩。

元警察官の探偵・北見次郎が若い女性の失踪案件を追う中で、20年前のある事案との共通性に気付き、かつて思いを寄せた女性の失踪や、封印していた過去に向き合うさまが描かれる。

古民家に引っ越してきた男女。引っ越し当日見つけた壁に浮かび上がる奇妙なシミ…。

多くのミュージシャンからリスペクトされているフィッシュマンズが98年に行った「男達の別れ」ツアーの中から、12月の赤坂BLITZでの公演の模様を収録。「なんてったの」「いかれたBaby 」ほか、全14曲を披露する。

主人公、茜（みやび）は花屋でアルバイトをしているごく普通の女。 学生時代から、成績も見た目も常に平均点。 これといった夢や目標もなく、ただ淡々と暮らしていた。5年間付き合っていた妻子持ちの啓介に一方的に別れを告げられ、ふと見渡せば、結婚、出産、 キャリア・・・周りは皆、自分にないものを得て幸せそう。 自分だけが取り残されたような空虚さに襲われた茜は、自分探しの第一歩として啓介との思い出の品を フリマアプリで処分することに。そんなある日、バイト先の花屋に、尚美（秋田ようこ）という女性客が現れる。上品で感じがよく、何かと共通点の多い二人はすぐに意気投合し、交流を深めていくが、それが茜の人生を一変させることになる・・・。 　　SNSが普及する現代社会だからこそ起こりうる危機。 愛情とも、友情とも違う「憧れ」という感情の成れの果て。茜を待ち受ける運命とは・・・。

日本の海で消失の危機に陥っている海藻を題材にしたドキュメンタリー。監督は「The Taste of Nature　世界で一番美味しいチョコレートの作り方」の長谷川友美。 　　四方を海に囲まれている日本では、人々は豊かな自然の恵みに感謝し、自然を敬いながら暮らしてきた。とりわけ海藻は日本人にとって特別な存在で、はるか昔から帝への献上品であり、地域の神事や和食文化にも深く関わってきた。しかし近年の気候変動の影響は日本の海にも確実に降りかかり、海の命を育む「海藻の森」が全国各地で急速に砂漠化している。 　　東京から海辺の街に移住した長谷川監督は、磯から海藻が消失する「磯焼け」が起きているという話を耳にし、何かに突き動かされるように日本各地の海岸を巡りはじめる。海の異変について学び、子どもたちや漁師、研究者と語りあいながら、いかにして豊かな海藻の森を取り戻し、次世代につないでいくことができるのかを考える。

Small miracles take place with 3 families. A daughter plans a fake kidnapping with her father to receive attention from her busy mother. A single mother raises a son who believes in God. A daughter gives up her dream to become an actress and goes back to the ryokan (inn) that her mother owns. She does not get along with her mother.

“Endo”—small supermarket is located in Naga-machi, Yamagata city. “Gesoten,” (Deep Fried Squid Legs) Yamagata’s soul food, has become a hot topic, attracting customers not only from the local area but also from outside the prefecture and even from overseas. “Gesoten” is not the only reason why so many people love there. Local elderly women have well-side meetings, local summer festivals are held, and a kids’ cafeteria is open. It has truly become a “sunny spot” in the community. What do you see in this scene where people from all walks of life gather at a small supermarket in town? This documentary looks at the “local treasure” nurtured by the soul food “Gesoten.”

日本にやってきた中国人小説家、李白蘭は、山奥の民宿に泊まる。そこで出会った謎めいた青年・洋介と過ごす中で、彼女は失いかけていた情熱を取り戻していく。洋介の正体を探るうちに、彼女の欲望が刺激され、さらに洋介に近づいていく。洋介の持つ秘密と自身の欲望に飲み込まれ、李白蘭もまた、山の記憶に迷い込んで いく。