施設で育ち、今は准看護師として働く弥生は、問題がある医師にも異議は唱えない。なぜならやっと得た居場所を失いたくないから―。『きみはいい子』で光をあてた家族の問題に加え、今作では医療現場の問題にも鋭く切り込んでいく。新境地となる書き下ろし長編。

施設で育ち、今は准看護師として働く弥生は、問題がある医師にも異議は唱えない。なぜならやっと得た居場所を失いたくないから。その病院に新しい師長がやってきて―。『きみはいい子』と同じ町を舞台に紡がれる、明日にたしかな光を感じる物語。

ふたりづれのかめが、ぼうしをみつけました。 でも、ぼうしはひとつだけ。 「ぼくら ふたりやのになぁ。」 ふたりはどうする? あの「どこいったん」「ちがうねん」につづく、ジョン・クラッセンの「帽子」シリーズが完結!

「ぼくだけの星があったらいいのに」　男の子は、星と友だちになることが夢でした。一緒に遊べたらどんなに素敵だろう。そして、男の子は自分だけの星を探しに出かけるのです…。純粋な男の子の物語。

おじいちゃんもおばあちゃんもどうしてそんなにつるつるでしわしわなの?あかんぼうのときもつるつるでしわしわだったぞ!おじいちゃんとおばあちゃんはぼくとわたしにはらはらどきどきでいっぱいのおはなしをしてくれました…。イギリスの人気絵本作家バベット・コールが年をとることについて、あたたかく、ユーモアたっぷりに描きます。

犬のナップとウィンクルは、２ひきで骨を掘りだします。 骨を先に見つけたのがナップ、骨に先にさわったのがウィンクル。 骨はどちらのものか、道行く人にたずねますが、教えてもらえません。そこへ大きな犬がやってきて…

大学生の吉岡が二度目のデイトで体を奪ってゴミのように棄てたミツは、無知な田舎娘だった。その後、吉岡は社長令嬢との結婚を決め、孤独で貧乏な生活に耐えながら彼からの連絡を待ち続けるミツは冷酷な運命に弄ばれていく。たった一人の女の生き方が読む人すべてに本物の愛を問いかける遠藤文学の傑作。(講談社文庫)

ジェーンは動物が大好きな女の子。いつもいつも、動物を見ていました。２3歳の時、ジェーンはアフリカに渡ります。チンパンジーの研究をはじめたジェーンは、夜明けから日暮れまで、いつもいつも見ていました。そして、チンパンジーの秘密を次々と解き明かしました。"動物を知るには、どんなときも、しんぼう強く見ているのがいちばん"なのです。 イギリスの動物学者ジェーン·グドールの、子ども時代から現在まで。 5才から。

日本人北米移民の波乱の生涯を描いた物語は明治末年に始まり，太平洋を覆う戦乱へと進む．波瀾の生涯を送った主人公と在米邦人，故国の人々の群像が見事に描かれる．井上文学の集大成ともいうべき大河小説．

いま最も輝きを放つ女優が、少女から大人に変わった瞬間を閉じ込めた、奇跡のような写真集。