新しい世界史のための方法と見取り図を提示する。 現代にとって必要とされる歴史学とは何か、「新しい世界史」叙述を提起し、大きく展開する学問状況と、その実践についてわかりやすく論点を明示する。グローバル化する世界のなかで人文学・社会科学が果たす役割と、グローバルヒストリーの具体的な有効性を示す。シリーズ（全9巻）刊行開始。

ナショナリズムとともに展開してきた歴史学は，いま大きく変容しようとしている．グローバル・ヒストリーは，新たなパラダイムたり得るのか．歴史における「個」と「社会」との関係をどう捉え直すべきか．アメリカを代表する歴史家が，20世紀史学史と文化理論，さらに認知科学まで通観しつつ，歴史叙述の〈これから〉を探求する．

柯娇燕，（Pamela Kyle Crossley），1955年生，美国达特芧斯学院历史学教授，主要研究领域为清史、中国近现代史、比较历史和全球史。曾获古根海姆学者奖（Guggenheim Fellowship），美国亚洲研究协会列文森奖。主要著作有《半透明之镜：清帝国意识形态中的“历史”与“身份”》、《孤军：满洲三代家族与清世界的灭亡》、《世界史：地球及其人民》、《全球社会：1900年以来的世界》等。

板谷敏彦 1955年生于日本兵库县西宫市。毕业于关西学院大学经济系。曾就职于石川岛播磨重工业公司，后进入证券行业。在日兴证券任职期间，被派驻纽约6年。后来历任Dresdner Kleinwort Wasserstein (Japan) Ltd.证券公司董事总经理、Mizuho Securities Co., Ltd.证券公司股票本部营业主管等。2006年，成立投资顾问公司Root Asset Management（ルート アセット マネジメント）公司，担任董事长。因设立日式对冲基金而成为热议人物。作者当下专注于写作工作。著有《日俄战争：筹资之战》（『日露戦争、資金調達の戦い』新潮選書）。《写给日本人的第一次世界大战史》（『日本人のための第一世界大戦史』毎日新聞社）。

講談社創業100周年記企画「興亡の世界史」の学術文庫版。大好評につき、第3期刊行スタート。 かつて、政治思想史家の丸山真男は「ローマ帝国の歴史には人類の経験のすべてがつまっている」と語ったという。21世紀の今も、人類の今後を占ううえで、古代ローマの興隆と衰退の歴史ほど参考になるものはないのである。 傲慢なエトルリア人の王を追放したイタリアの小さな都市国家ローマを強大化に導いた、元老院と民衆による「共和制」と、「ファシズム」を合体させた熱狂的エネルギー。猛将・ハンニバルが率いる最大のライバル・カルタゴとの死闘。カエサルとアウグストゥスに始まる帝政。地中海はもちろん、ブリテン島から中東にいたる「世界帝国」の現出。軍人皇帝が乱立する危機と不安の時代。そして、帝国の混乱と東西分裂…。本書では、多彩な人物とドラマに満ちた古代ローマの1000年史を、「古代の最終...(展开全部)

脱植民地化による第三世界の台頭は、超大国の命運をどのようにかえていったのか？　冷戦の主要舞台であった第三世界諸国の苦闘と戦略的対応を縦横に叙述、超大国の蹉跌の真の原因を描き出す。第三世界から見た冷戦史の新たな全体像を示し、現代世界の諸問題の起源をも捉えた注目作。 【原書名】 Odd Arne Westad, The Global Cold War: Third World Interventions and the Making of Our Times, Cambridge University Press, 2005.

「アンダーカレント」「珈琲時間」というロングセラーを生んだ豊田徹也はじめての短編集。単行本未収録だった表題作、ファン待望の『ゴーグル』ほか、月刊アフタヌーンにて発表された、感動あり、笑いあり、そのどちらでもない微妙なものありのバラエティー豊かな中短編が楽しめます!

“ひと夏の恋"にもなれない 「雪解けの恋」「ぼくらが恋を失う理由」で大人気のitzが描く、 ゲイの美少年×ワケあり宿泊客のノスタルジックな年の差BL オレの成人式の日にここでまた会おう―― ある日、湊(みなと)の母がまるで趣味のように経営している民宿に 「ロングバケーション」にやってきたのは、 沖坂直樹(おきさかなおき)という、なんだかワケあり風な男。 東京に住み、海外留学の経験もあるという15歳年上の直樹に憧れる湊。 気さくで愛嬌があり、頼りになる兄のような存在の直樹にどんどん惹かれていくけれど…