导演:森平雅彦編
【編者のことば】 本書では、中世・近世の朝鮮半島と海域世界との関わりを、航路・交易・海賊・船舶という四つの視点から検証し、その実像にせまる。従来もっぱら陸域・民族の歴史として進められてきた朝鮮史研究において「海域史」の視点は稀薄であり、本書はその事始めである。 島国日本に視点をおくと、外部世界との交流は必然的に海域交流を意味し、グローバル化のなかに生きる現代のわれわれも、海を通じて外の世界に出ていくことに何となく肯定的なイメージを抱きがちである。しかし大陸と陸路でも繋がる前近代の朝鮮半島社会にとって、海を通じた交流はあくまで局面の一部であり、また自ら遠洋に乗り出していく必然性が自明だったわけでもない。 本書を通じて、われわれは「朝鮮史」を「海域史」に開放すると同時に、一方では、自明化された(されかねない)価値としての「海域史」を相対化する視点を獲得し...(展开全部)