导演:船山 徹
中国仏教の基盤が整備された六朝隋唐期にインド仏教の何が、どこで、どのように受容され、そして中国の仏教になったのか。教理解釈・修行体系・信仰の側面から追究し、仏教が中国に浸潤し展開した過程を思想史・文化史的に位置づける。--------------・・・後漢に仏教が伝来してより現代まで続く中国仏教二千年において六朝から『開元釈教録』の編まれた盛唐中頃までの西暦約二二〇?七三〇年は、巨視的には中国仏教の早期ないし前期であろう。それ故、六朝隋唐仏教の歴史は「展開史」「発展史」と言うより「導入史」とでも称すべきかも知れない。少なくとも六朝仏教についてはそう言える。しかし筆者はインド仏教から学修を始め、後に中国仏教史に視野を延ばした経緯から、中国仏教史をインドからまったく独立した別個の仏教史と見るべきでないと痛感する。確かに時期的には早いが、むしろ六朝隋唐の仏...(展开全部)