一族の歴史と想いが込められているはずの「名字」は、古代から階層意識、職制、地名、出自などさまざまな要素を取り込みながら陰に陽に使われ続け、明治維新後に公称が義務化されるに至ったものである。氏姓制度、臣籍降下、律令制、源平合戦、惣領と庶子、幼名、通字、偏諱――名字の成立過程と変遷を通して日本の歴史を通観し、現代に続く起源を探ってゆく。

歴史学の戦後20年の研究成果の特色が学問と教育，学問と国民との結合の重視という点にあると見る立場から，戦後の歴史学を整理し，跡づけたもの．従ってそれぞれの学説の紹介を主眼とする通例の史学とは異なり，結論を追うことよりも，それを導き出した問題意識と方法を明示することに，主要な努力が向けられている．

著者は日本近現代史の研究者として、当事者へのヒアリングや一次資料を駆使して、満洲事変以降の戦争史や、慰安婦問題などの実像に迫ってきた。今年85歳を迎え、これまでの歴史家としての歩みを振り返る。読売新聞朝刊に2017年３月14日から４月26日まで連載された「時代の証言者」全31回をもとに大幅な加筆を施し、さらに巻末には旧陸海軍指導者たちへのヒアリングの記録から、重要事項を抜粋し、見出しを付けて収録する。ヒアリングの対象となった軍人たちは、鈴木貞一、今村均、橋本欣五郎、佐藤賢了、花谷正、田中隆吉、田中新一など34名

私たちの社会と歴史との関係のあり方はどのように形作られてきたのか。その淵源を探る 近代日本に大学が創設されたころ、西洋の制度を取り入れるなかで、各大学に歴史学を学ぶ「史学科」が設置された。 近世以来の国学・漢学・洋学・宗教学の系譜、当該大学の置かれた場と地域固有史料との関係など、それぞれ固有の背景のもと、各「史学科」は独自の理念や方向性のもとで展開し、近代日本の学的世界を形成した。 そして、それらは現在まで受け継がれ、私たちの社会と歴史との関係のあり方をも規定している。 帝国大学、植民地・外地の大学、官立大学、私立大学より13の特筆すべき大学・機関を抽出。 修史事業の開始した1869年から1945年に至るまでの、帝国日本における史学科・研究機関の歴史をたどる。 比較史的アプローチより近代社会における史学科の展開と特徴を明らかにする画期的成果。

ナショナリズムとともに展開してきた歴史学は，いま大きく変容しようとしている．グローバル・ヒストリーは，新たなパラダイムたり得るのか．歴史における「個」と「社会」との関係をどう捉え直すべきか．アメリカを代表する歴史家が，20世紀史学史と文化理論，さらに認知科学まで通観しつつ，歴史叙述の〈これから〉を探求する．

一九一四年生於上海青浦縣，蘇州中學師範科、光華大學中國文學系畢業。氏為當代史學重鎮之一，博物館先驅，一九四六年任戰後恢復的上海市博物館館長，兼任光華大學歷史系教授；一九五二年任參與創建的上海博物館館長，翌年起兼任復旦大學歷史系教授；一九六○年轉任參與籌設的上海社會科學院歷史研究所副所長，一九七○年起專任復旦大學歷史系教授。重要著作有《戰國史》、《中國冶鐵技術發展史》、《中國古代陵寢制度史研究》、《中國古代都城制度史研究》、《西周史》、《中國上古史導論》等，譽滿國際漢學界。生平發表論文兩百三十餘篇，曾參與修訂《辭海》古代史條目、編繪《中國歷代地圖集》先秦部份、標點《二十四史》之《宋史》等工作。自一九八四年起與夫人陳荷靜女士客居美國邁阿密。

中国とは何か。独特の道筋をたどった中国社会の変遷を、東アジアとの関係に留意して解説。初期王朝から現代に至る通史を簡明かつダイナミックに描く。 中国とは何か。広大な領土のなかに多様な民族と地域を含みながら、なぜ一つの国としてまとまっているのか。西洋や日本とも異なるその特質は、いかにして形成されたのか―。中国を理解するには、それを歴史的視野のもとで捉えることが欠かせない。本書は、初期王朝から現代にいたる中国史の大きな流れをあざやかに一望する。とりわけ、東アジア諸国との関係に重点をおいて中国社会のダイナミックな変遷をたどる一方、そうした時代の変化を超えて持続する特徴にも目を配ることで、その歴史の全貌を平明かつ立体的に描き出す。中国社会をより深く理解するための決定版入門書!

小川英雄 1935年出生于日本神奈川县。庆应义塾大学文学院历史系毕业后，曾在伦敦大学和乌特勒支大学学习，并参加了以色列、英国和日本的考古发掘工作。庆应义塾大学名誉教授，文学博士，专攻古代东方史和古罗马史，著有《古代东方的宗教》《密特拉教研究》《罗马帝国的诸神》等。20 16年去世。 山本由美子 1946年生于日本北海道。毕业于东京大学文学院，并在东京大学和伦敦大学亚非学院完成研究生课程。川村学园女子大学名誉教授，专攻琐罗亚斯德教和古代伊朗史。

▎作者简介 ◎ 尾形勇，1938 年生于爱媛县。1962 年毕业于东京大学。历任北海道大学助手，山梨大学专任讲师、助教授、教授，东京大学教授，立正大学教授，现为东京大学名誉教授。研究方向为中国古代史、东亚史。主要著作有：《中国古代的“家”和国家》《东亚的世界帝国》《中国历史纪行》等。 ◎ 平势隆郎，1954 年生于茨城县，毕业于东京大学。历任鸟取大学副教授，九州大学副教授，东京大学东洋文化研究所副教授、教授，东京大学大学院情报学环教授，现任东京大学名誉教授。专攻中国古代史。出版专著《新编 史记东周年表——中国古代纪年的研究序章》《中国古代纪年的研究——从天文与历的考察出发》《左传史料的批判性研究》《八纮是什么》《〈春秋〉和〈左传〉》《史记的“正统”》《“仁”的原义和古代的数理》等。 ▎译者简介 ◎ 黄忠，1978 年生人，毕业于东北师范大学，历史学博...(展开全部)