一般に民間で行われている宗教現象は民間信仰とよばれており、日本人の生活に深く浸透している。民間信仰は日本人が諸宗教を摂取する枠組となっており、著者はこれを民俗宗教と捉える。本書は、従来、個々に解明されてきた民間信仰を、宗教学の視点から体系的に理解するため、その鍵となる原風景、歴史、儀礼、物語等を解説し、民俗宗教の中核をなす死と祖霊化の問題を考察した待望の入門書である。

《日本的民俗宗教》在对日本的民俗宗教的研究方法，以及对日本的原风景——这是系统地理解日本民俗宗教的关键所在——民俗宗教的历史、礼仪、故事、图像、宗教的世界观等进行解说的基础上，在对民俗宗教加以定位的同时，以讨论民俗宗教中至为重要的死与祖灵化问题为形式使《日本的民俗宗教》成为一本入门的基础性读物。众所周知，宗教是一种救助行为，当人们在日常生活中遭遇到无法用合理的方式来解决的挫折以及苦恼时便依靠宗教。宗教更是赋予了人生活的根本——人生以意义。毋庸置疑，对于人类而言，最大的不安和苦恼来自于死——它意味着生命的消亡。因此，自古以来，“死”始终是宗教的核心问题，并由此诞生了对死者的礼仪、对死的超自然性式的解释、有关死后世界的观念等等。另一方面，对于原始的人类而言，生命的开始——即生育，既是一件危险之事，同时又是一件神秘之事。他们不仅创造了与生育有关的礼仪，还对...(展开全部)

《日本民俗艺能巡礼》共由3章构成，详细介绍了日本民俗艺能的概貌及特色，适合对日本民俗艺能感兴趣以及学习日本文化的读者阅读。为了加深印象、易于理解，《日本民俗艺能巡礼》还在部分章节将其与中国相同或类似的文化现象进行了比较。书中还提及印度、朝鲜半岛等相同类的文化内容或演出形式，以开拓读者视野，并加强对其流变的注意。 日语中，除上述“艺能”一词以外，还有若干词语虽然是用汉字表述的，却无确切的汉语对应词可译。这些词语大都是一些专门用语，如“惠比须”（民间信仰的“七福神”之一）、“权现”（佛家语）等都没有对应的汉语译词，也就只能写其日语汉字了。鉴于《日本民俗艺能巡礼》涉足的是日本民俗艺能这一领域，为了使读者您能畅快地巡礼在异国风情般的艺能这～大舞台上，也为了使您更多地感受原汁原味的日本文化，经再三斟酌而直接使用了一批日语原词。

本书从历时的角度分析从记纪神话开始到当代日本社会的宗教思想发展历程，剖析了古代的佛教、中世的神佛论、近世的基督教以及现代社会的新兴宗教等日本宗教思想形成的原因、宗教思想的连续性、宗教与权力的关系以及每一时期的宗教特点等。作者用深入浅出、通俗易懂的语言将晦涩、深奥的宗教史呈现出来，是一部了解日本宗教发展脉络的入门书。 本书中文简体版根据岩波书店2013年版译出。

妖怪はいつ、どこに現われるのだろうか?妖怪の出てくる場所は決まっていて、特定の相手をえらばず、大勢の人間に対して何かを交渉しようとするという。―「都市の周辺」「たそがれ時」「若い女性」などはそのキーワードである。日本各地の調査と柳田国男・井上円了らの研究の再検討を通じて、様々な怪異現象を分析し、妖怪とは何か、妖怪のトポロジーとはどのようなものか、さらに都市空間の持つ魔性についても探究する

古来日本人は「死」をどのように受け止めてきたのか。本書では、日本人の遺骨崇拝の源流を探り、死と葬送の儀礼、なかでも天皇の死をめぐる儀礼の構造の分析から、日本人の死の観念の特色を受かび上がらせる。そして天皇の生理的な死と社会的な死の差の考察から、王権とその継承の視角にも新たな光をあてる。

太平洋戦争での敗戦以来50有余年，私たち日本人はアジアの中で，また世界の中で一体どのような道を歩んできたのか？　高度経済成長，安保闘争，沖縄，「豊かさ」，管理社会，受験競争，女性，人権などさまざまな側面からこの時代の特徴をえぐり出し，「戦後」，ひいては日本の「近・現代」そのものの意味を根底から問い直す．

美しい四季の移り変わりを表す日本の配色感覚 われわれの祖先は四季折々の彩りに恵まれた豊かな自然の中で、 世界に類を見ない繊細な文化を育んできました。 特に色彩に対する微妙な感覚には、精緻にして大胆、枯淡にして華麗と、独特な優美さがありました。 本書ではそのような「色の美学」を、日本人がもっている独特の美意識である配色をテーマとして探ろうとするものです。 艶やかでヴィヴィッドな「色の世界」を心ゆくまで堪能してください。

「COMIC アレ！」に連載した短編を中心にまとめた作品集。

考現学の創始者として知られる今和次郎による日本民家についての簡潔な入門書。大正年間、柳田国男らの手引でおこなった民家調査にもとづいて書かれたものだが、村の人々の日常生活を含めて描きだされた民家の小宇宙は、しみじみとした郷愁に満ちてあたたかい。著書自身によるスケッチを多数収録。