导演:奥山憲夫
戦後、明代史の研究は長足の進歩を遂げ、中国史のなかでも最も活発な分野の一つとなった。しかし、 その発展は時期や分野によって均等ではなく、政治史や賦役以外の制度史は長く停滞したままであった。 近年、社会経済史の分野がやや相対化されるとともに、他の分野の研究もようやく活発になってきた感 がある。軍制史の分野も同様で、明代軍制史の研究は漸く活況を呈しつつある。筆者も諸氏の驥尾に付 して研究に従事してきたが、二〇〇三年にそれまでの研究をまとめて前著を上梓した。そこで述べたの は次のようなことである。明一代を通じて、軍制には幾つかの点で大きな変化がみられた。その一つは 兵力源の変化である。二つには軍の給与の変化である。三つには軍事面における文臣優位の成立である。 以上のような流れを踏まえたうえで、今回は明軍の弱体化について考える。明朝の軍事力が衰えた原 因とし...(展开全部)