2019
导演:土田 健次郎
【「序」より】(抜粋) 本書は、朱熹の思想体系全般の論述を試みたものである。…朱熹の理論構築を検討する時に必要なのは、朱熹が自己の主張の説得力をどこに持たせようとしたかを考えることである。時には論理そのものの力により、時には経書の権威を借り、時には当時の通念に頼る。また朱熹の表現のしかたも問題になる。「Aは即ちB」と書いてあっても、文字通りAとBが合同であるという意味から、Aの一部がB、逆にAの一部がB、という意味まで多様である。ただこれらのことを妥協とのみ見なすのは、我々の驕りである。我々とても時に朱熹以上に理論以外の要素を自己の論述に紛れ込ませているではないか。むしろ考えるべきなのは、自他を納得させるには、我々が雑多な夾雑物と見える要素が必要だったということであり、我々はそのような形を取る思想表現の姿というものを正確に把握しなければならないことで...(展开全部)