1998
导演:積木 鏡介
第6回メフィスト賞受賞作。 「私は確信する、空虚を嘆くべきではないと。私は空虚の意味で無なのではなく、創造者的虚無だ。その無から私自身が創造者として一切を創り出すのだ」(シュティルナー著『唯一者とその所有』より) 全ては何の脈絡も無く唐突に始 まった。過去の記憶を全て奪われ、見知らぬ部屋で覚醒した私と女。 舞台は絶海の狐島。3人の惨殺死体。生存者は私と女、そして彼女を狙う正体不明の殺人鬼だけ……の筈だったのに。この島では私達が想像もつかない「何か」が起こっていたのだ。 蘇る死者、嘲笑う生首、闊歩する異形の物ども。あらゆる因果関係から排除された世界──それを冷たく照覧する超越者の眼光。 全ては全能の殺人鬼=<創造主>の膿んだ脳細胞から産まれた、歪んだ天地創造の奇跡だった。 そして……「ここはどこなの」女が存在しない口唇で尋ねる。「分からない。でもここに...(展开全部)