导演:山尾悠子
当時二十歳の学生が書いた伝説の作、山尾悠子のプロトタイプとしての才能がもっとも高密度に結晶した「夢の棲む街」。その作品世界を現在の作者が再訪する問題作「漏斗と螺旋」を初収録。あわせて読めば山尾悠子の今と過去の文章や創作へのスタンスの違いがよくわかる。 山尾悠子作品をリスペクトし、読み込み、自らの創作の糧にしてきた中川多理と川野芽生が挿人形と解説を担当する。 若い女性の才に頌されて『夢の棲む街』は、新たな命を輝きをもつ。 +++ 「夢の棲む街」は長い間〈薔薇色の脚〉を夢見ながら待っていた。 そう思えるほどの[新編]――まさに新たに編集された『夢の棲む街』―― この本のために作りおろし、この本でしか見ることのできない中川多理の未発表〈薔薇色の脚〉を載せて『新編・夢の棲む街』を読者にお届けします。 2020年1月に『群像』に書き下ろした山尾悠子の「漏斗と螺...(展开全部)