作者簡介 齋藤希史 齋藤希史，一九六三年生，現為東京大學大學院人文社會系研究科教授（中國文學）。京都大學大學院文學研究科博士課程修畢，曾任京都大學人文科學研究所助手、奈良女子大學文學部助教授、國文學研究資料館文獻資料部助教授、東京大學大學院總合文化研究科教授等。其主要研究領域為六朝至唐宋的詩賦與文學理論，以及現代東亞整體的語言與文學，一方面關注中國古典文學之肇始，另一方面則是關注現代化之後，中國古典文學在東亞各地的流變與傳播。近年其關心更在於現代之後，在這樣重層的文字世界當中，閱讀、書寫主體之型態與精神樣貌。曾獲ＳＵＮＴＯＲＹ學藝賞、樋口一葉紀念山梨文學賞等。著有《「漢文脈」在近代—中國清末與日本明治重疊的文學圈》、《漢文脈與近代日本》、《漢文風格》、《漢詩之扉》、《漢字世界的地平：對我們而言文字是什麼？》、《詩的ＴＯＰＯＳ：連結人與空間的漢詩之...(展开全部)

從十九世紀末期到二十世紀初期，在東亞，正好是「清末」，也是「明治」。彼時日本開始現代化，但其核心並非器物，而是文學。日本文人進行了一連串討論與轉型運動，界定了新一代日本人文化與認同基底，發揮了深遠流長的效果，甚至影響了中國的梁啟超。齋藤希史以「漢文脈」與「écriture（書寫）」兩大概念切入，涵括了當時紛亂未定的「文學」狀態，並以之為對象進行詳實考察，展示了日本現代化與文化國族建構的過程。 齋藤的研究詳實貼近文本，並且更深刻理解到：考察écriture的世界，絕不可只關注單一的線性發展，而該將視線投向在各式各樣潮流互相合流、衝突的文學場景。在日本國族性確立中，梁啟超意外扮演重要角色。齋藤貼近文本的研究之手，悉心點選各文本──報章雜誌連載小說、章回小說、翻譯小說。「小說」文類會成為主軸，正在於此載體可以吸納涵蓋所有關於國族與文化的討論。思想家探尋如...(展开全部)

從十九世紀末期到二十世紀初期，在東亞，正好是「清末」，也是「明治」。彼時日本開始現代化，但其核心並非器物，而是文學。日本文人進行了一連串討論與轉型運動，界定了新一代日本人文化與認同基底，發揮了深遠流長的效果，甚至影響了中國的梁啟超。齋藤希史以「漢文脈」與「écriture（書寫）」兩大概念切入，涵括了當時紛亂未定的「文學」狀態，並以之為對象進行詳實考察，展示了日本現代化與文化國族建構的過程。 齋藤的研究詳實貼近文本，並且更深刻理解到：考察écriture的世界，絕不可只關注單一的線性發展，而該將視線投向在各式各樣潮流互相合流、衝突的文學場景。在日本國族性確立中，梁啟超意外扮演重要角色。齋藤貼近文本的研究之手，悉心點選各文本──報章雜誌連載小說、章回小說、翻譯小說。「小說」文類會成為主軸，正在於此載體可以吸納涵蓋所有關於國族與文化的討論。思想家探尋如...(展开全部)

台湾における「漢文」とはいかなるものなのか。日本語、中国白話文、正則漢文などさまざまな要素が混じり合った植民地漢文の実態と変遷を明らかにするとともに、東アジアにおける漢字漢文の文化的意義、そして近代における台湾人の精神文化史を再現する。

从十九世纪后半到二十世纪，前所未有地相互交流、汇合的日本与中国——贴合书写与阅读的具体场合，把捉“漢文脈”的全新展開之可能性，以文学史・小説・翻訳・作文等等方面的尝试、思考、葛藤为中心，促成关于“近代之再考”的划时代讨论。 荣膺第27回「サントリー学芸賞」（芸術・文学部門）

日本の近代化にあたって、社会と文化に大きな影響を与えた“翻訳”。何を、どのように訳したのか。また、それを可能とした条件は何であり、その功罪とは何か。加藤周一氏の問いに答えて、丸山真男氏が存分に語る。日本近代思想大系『翻訳の思想』(一九九一年刊)編集過程でなされた貴重な問答の記録。自由闊達なやりとりはまことに興味深い。

日英同盟か日中親善か、格差是正か地租減税か。日本近代史の碩学が、「同盟」と「格差」に焦点をあて、近代の外交と内政の歩みを描き、日本の進むべき道を問い直す。【「TRC MARC」の商品解説】 現代日本を考えるためのヒントを歴史に学ぶ。明治維新１５０年に必読の一冊！ 「日英同盟」か「日中親善」か、「地租減税」か「格差是正」か――、日本近代史の碩学が外交と内政の歩みを描き、 現代日本の進むべき道を問い直す決定版！ 「日英同盟」と「格差是正」とを近代日本の外交と内政の中心に据えてみると、本書執筆時の二〇一八年のわれわれも、ほとんど同じ問題に直面していることにあらためて気づかされる。外交の中心は「日米同盟」であり、内政の中心は「格差是正」である。本書で「外交」の中心に据えた「日英同盟」は、当時の人びとが想定していたよりも、はるかに脆いものであった。「内政」の中...(展开全部)

ヨーロッパ世界から中央アジアを経て、中国そして日本へと連なるシルクロード。 古来、多くの文物が往来した西域は、近代においては日本を含めた列強各国の熾烈な情報戦の舞台ともなった。外交・宗教・文学から税制・農業まで、シルクロードに残された古今の資料を読み解き、西域資料から東西文化の伝播の諸相を追究する。

東アジアから「訓読」を読み直す 「訓読」という異文化理解の方法を再考し、日本伝統文化の形成、さらには東アジアの漢字・漢字文化圏の文化形成のあり方を論じる。

明治維新後、旧公卿・大名、維新功労者などから選ばれた華族。「皇室の藩屏」として、貴族院議員選出など多くの特権を享受した彼らは、近代日本の政治、生活様式をリードした「恵まれた」階級のはずだった。日清・日露戦争後、膨大な軍人や財界人を組み込み拡大を続けたが、多様な出自ゆえ基盤は脆く、敗戦とともに消滅する。本書は、七八年間に一〇一一家存在したその実像を明らかにする。巻末に詳細な「華族一覧」付き。