かの3億円強奪事件をそっくり再現させて、それを世界的名探偵に推理させようという酔狂な企画。立案者は財産をもて余す成金。招かれた探偵は、メグレ、ポワロ、クイーン、明智の豪華版。お膳立てが整い、監視されているとも知らぬ犯人は行動を起したが、意外や意外。巧みな構想に支えられたパロディの秀作。

累計10万部突破！ 2025年『このミス』大賞・文庫グランプリ受賞作『どうせそろそろ死ぬんだし』著者の最新作が早くも登場！ ゲーム依存、自傷依存……様々な依存症を抱えた人々の回復プログラム中に起きた密室殺人。舞台は孤島の別荘。依存症対策のためスマートフォンは持ち込み禁止、凶器になりうるものも自由に使えないなか、どうやって殺したのか？ そしてさらなる事件が起き……。

大きくなったらなんになる？　幼いころ、だれもが思いをはせたものです。この絵本ではたんぽぽやめだかやクレヨンが大胆に変化します。ごっこ遊びとは違う、想像の遊びをお楽しみください。成長していくことへの不安をのりこえ、明るく希望に満ちた未来への讃歌。

ロージーはせかいいちのエンジニアになりたいおんなのこ。ほかのひとにはごみとしかおもえないものでもロージーにはおたからです。「ホットドッグせいぞうき」「ふうせんパンツ」「ヘビたいじヘルメット」ロージーはこれまでもたくさんのユニークなメカをつくってきたのですが…NASAの女性宇宙飛行士・ケイトさんが国際宇宙ステーション(ISS)から地球の子どもたちへ読み聞かせをした話題の絵本!

引きこもり、フリーター、不登校……。問題視されているこうした行動だけでなく、学校、会社をめぐる若者たちの意識は揺れている。だけど「社会に出る」ってどういうことなんだろう――。自身も大学卒業を間近に控える著者が、大きな壁を前に立ちすくむ同世代の叫び、呟きに耳を傾け、書き上げた清新なレポートが本書です。「僕が学校を辞めると言った日」で九七年に文藝春秋読者賞を受けた連君も二十二歳。すっかり逞しくなりました。

引きこもり、フリーター、不登校……。実社会をまえに立ちすくむ若者たち。問題視されている彼らの呟き、叫びを、同世代が伝える 高校を中退したのち、大検を経て大学に入学した著者が、「社会に出て働くこと」について、自分と同じように不安や違和感を抱えながら生きる、同年代の８人を取材する。「将来浮浪者になるかも」と思っても、働く気力が湧かないＭ島。入社１年目で転職を考えてしまうＴ田。引きこもりから脱出すべく、14年間もがきつづけるＮ澤。都会の忙しなさになじめず、石垣島で海人（うみんちゅ）になることを選ぶＹ太……。彼らの葛藤を、21歳の同じ目線で伝えるリアルレポート！

「大きくなったら何になるの？」　ねみちゃんの質問に、ねずみくんは考え込みます。何になりたいか、他の動物の仲間たちはつぎつぎと答えていきます。ねずみくんは、なんて言うのかな…

さかなってどんな生きもの？ どこに住んでいるの？ どんなくらしなの？ どんなふしぎなさかながいるの？ 身を守るためにはどんな工夫をしているの？ さかなたちの世界を美しい版画で辿りながら、 知識もセンスも磨ける、贈り物にぴったりな科学絵本。 贈る側のセンスも輝く、アーティスティックな1冊です。

大雪の日、大人気作家の御津島磨朱李が細部までこだわった新邸のお披露目会が行われた。招かれたのは作家と編集者、文芸評論家と……。最初は和やかな雰囲気だったが、次第に雲行きが怪しくなっていく。奇想天外、どんでん返しの魔術師による衝撃のミステリー！