导演:永田英正
http://www.kyuko.asia/book/b345194.html 断片として出土した簡牘を整理・分析し、伝世文献のみでは窺い知れない中国古代史を考察する 【序文より】(抜粋) 本書は、一九八九年に公刊した前著『居延漢簡の研究』に収錄しなかった文章およびその後に發表した文章十八篇を集めたものである。 第Ⅰ部は漢代の政治制度に關する論考を集めた。第一章「漢代人頭税の崩壞過程」は古代の賦(軍賦)の系列に屬する漢代の算賦制度が何故漢代で消滅したかを、漢代の郷里制度や農民の經濟生活および貨幣の流通等の面から考察し、錢納を建前とする人頭税を現實には徴収不能な状態に追い込みながらも徴収し續けたところに漢王朝の特質を見出そうとした。第二章以下は、漢代の官僚制度を取り上げたものである。後漢時代の官吏登用の實際を理解するために取り上げたのが第二章の「後漢の...(展开全部)