立野三郎警部補刑事は赴任早々、すでに内偵中の密輸組織の中へ潜入することを命ぜられた。それはミナト屈指のキャバレー“ハバネラ”だった。ここでは、最近支配人の鬼頭を中心に、歌手であり、彼の情婦でもある美貌の摩紀をめぐって地下組織が暗躍しているというのだ。麻薬患者のピアノ弾きのあとに入った三郎は、うまく摩紀に接近することができたが、その情熱的な魅力に、ひきこまれていくのだった。或る日鬼頭と摩紀がたくらんだ麻薬取引の情報を知った三郎は警察に通報した。多量の麻薬は押収された。三郎の密告と知った鬼頭は、ガスライター責めのリンチで、三郎にドロをはかせ、サツの廻しものというその身を買収した。すてばちになった三郎は、摩紀との情欲の生活に陥ちこんでいった。摩紀と三郎の仲を嫉妬した鬼頭は、殺そうと迫った。ちょうどその時、鬼頭のボスでハバネラを舞台に暗黒街に君臨していた片目と呼ばれる男が高飛び先から突然帰ってきた。鬼頭の裏切行為に怒った片目は残忍な“また裂き”のリンチで殺してしまった。摩紀のとりこになった三郎は、ともすると片目に傾きかける摩紀を前にこの大者を相手どって五分の勝負を打つばかりでなく、片目の乗るモーターボートに火をかけ、消してしまうのだった。かくして三郎は警察官を辞職し“ハバネラ”の支配人となった。甘い夢を見る彼の前に人気歌手赤木健二の出現は、意外であった。若々しい肢体に魅惑された摩紀は健二との情欲におぼれた嫉妬に狂った三郎は摩紀の胸を刺した。ぐったりした摩紀を抱く三郎の背中を片目の手下の銃口が火を吐いた。打ちよせる波の中に二つの死体が洗われていった。

伴 次郎は銀座で貧乏暮らしをしながら画家を目指す青年。同居する音楽家志望の宮本修二の曲に詞をつけて口ずさむ。次郎の恋人秋田久子は銀座高級洋装店のお針子。次郎との結婚を望んでいたが、次郎が美術会社の就職を蹴ったのに落胆し別れを告げる。次郎は久子のため就職を決意。二人は次郎の故郷の信州に行くため、新宿駅で待ち合わせるが、久子は車にはねられたあと、姿を消してしまう。次郎は働きながら絵を描き、婦警の関口典子と久子を探し続けた。宮本は音楽をあきらめ、密造酒グループに加わる。ある日、次郎はデパートのアナウンス係をする久子を発見する。しかし彼女は井沢涼子と名乗り、過去の記憶を失っていた。次郎は久子の記憶を取り戻そうと奔走する。次郎の絵の個展が開かれる。宮本は以前次郎が描いた久子の肖像画を買い取っていたが、久子に肖像画を渡し自首する。久子は次郎が口ずさむ「銀座の恋の物語」を聞いて記憶を取り戻す。

不倫で全財産を失い、東京から実家に戻ってきた弁護士志望の菜々子(27)。次の司法試験に向けて、うだうだ勉強する日々を送っていたある日、憧れの先輩 “真広” が、団地の厄介者になっていることを知る。ひょんなことから再会した 2人は、引越しを嫌がる真広の姪を説得するため、姪の住む村へ遊びにゆくことに。東京から持ち帰った菜々子の恋わずらいは、慣れ親しんだ地元の風景とそこでの新たな出会いを通して、少しずつ癒えてゆく───。

This is a story of a woman, amid in her sorrow, seeking for vengeance... In the town of Osaka, a serial murder targeting the Japanese mafia - kurosawa kai - members has occurred. According to the investigation of the police, the victims are cut in half by a sharp knife, as if they are slaughtered by a man who is a master of swinging his sword. This is done in such a skillful way that everyone can tell it was done by a professional. One of the officers of Kurosawa kai, Aramaki seeks to catch the killer; however, the number of victims rise as his anxiety continues to build up. While according to the report from the hit man hired by the leader of kurosawa kai, a clue floats to the surface - a clue that closely related to "sekiryu" (red dragon)... The reviving of an ominous memory... The truth of the brutal murder of the Asahina family, and the shadow of vengeance... One woman steps forward, before Aramaki is able to comprehend the truth...

親友の夫･康則との不倫関係に溺れる美人教師･祥子。そんなある日、不登校気味の男子生徒･修平の家庭訪問で、不倫現場の写真を突きつけられるが…

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「方舟の女たち」「悦楽交差点」など数々の映画やビデオ作品を手がける城定秀夫監督によるラブストーリー。食べることが大好きでお人好しな風俗嬢のマリエは、ぶっきらぼうでどこか憎めない男性カズに出会い、一目ぼれ。ヒモ同然の状態のカズを養うことになるが……。成人映画「世界で一番美しい美しいメス豚ちゃん」のR15＋再編集版。ピンク映画の老舗制作会社・大蔵映画が、成人指定のピンク映画を一般劇場向けに再編集し、R15＋指定でドラマ性を高めた作品を集めた特集「OP PICTURES+ フェス 2018」（18年8月25～9月14日／東京・テアトル新宿）で上映。19年2月に単独劇場公開。

海辺の田舎町で育った3人の高校生が体験するひと夏の出来事をみずみずしく描いた青春映画の佳作。幼なじみの3人組・稔、順慶、鉄男の前に現れる“スイカ男“と避暑に訪れた美人姉妹・愛子と由子。そして愛子に熱を上げた3人は、ひょんなことからビーチバレー大会に出場するハメになるが……。