夏休みの奉仕活動で無医村にやってきた女医たちが、迷信に囚われた村人たち相手に奮闘する。啓蒙的テーマをよそに、のどかな山の風景と村の子供たちが印象的な清水らしい作品になっている。分教場の先生・佐分利信と女医・田中絹代の名コンビはさすが。

本作は「バンクーバー国際映画祭」「ロッテルダム国際映画祭」「サンフランシスコ・アジアン・アメリカン映画祭」など、多くの映画祭で絶賛された大木裕之監督の公開作品。大木ワールドの真骨頂として、公開時にも話題となった！

心霊・恐怖映像を多数収録したDVDがメインの怪奇系ムック。DVDは幽霊らしきものや怪奇現象が映りこんでいる映像を中心に、UFOやUMAの映像、狂気の人間が引き起こした事件・奇行の模様などさまざまな恐怖映像全100本(120分)が収録されておりリアルに恐怖度・品質は高い。映像を章立てして分類したり、合間にちょっとしたギャグ的な映像を織り交ぜてひと息つけるようにするなど構成も練られており、2時間の長さを感じさせない。書籍本体はDVD収録映像の紹介記事が主たるものだが、DVD未収録の書籍単体の記事としては「芸人鳥居みゆきのブレイク前のインタビュー」「怨念地図シリーズ突如廃刊の真相」「机9文字事件」「呪われたテレビCM」などが収録されている。しかしこれらはDVDと比較してやや充実度・恐怖度では劣る印象で、やはりこの本はDVDメインで捉えるべきだろう。心霊・怪奇ものばかりを扱っているわけではないが、映像には心霊現象と思わしきものも多数収録されているため、心霊・怪奇ファンにもお薦め。価格も手ごろで、値段以上の恐怖を味わえることは必至だろう。

恐怖映像満載のDVDが付属した怪奇系ムックのシリーズ第2弾。内容的には前作と同じで、世界各地から集めた恐怖系・怪奇系の映像100本を収録したDVD(120分)がメインとなっている。映像の内容は心霊現象・UFO・UMA・事故・奇行・サイコ映像など今回も多岐に渡っており、今回も恐怖度の高い映像が多数収められている。書籍本編はDVD収録の映像紹介の記事が中心だが、書籍本体のみ収録の記事は「だるま女殺人事件解析」「幽霊探知機開発者インタビュー」「幽体離脱指南」「幽霊物件裁判の真相」「飯島愛怪死の真相」「心霊本クロニクル」などこちらもバラエティに富んだ内容となっている。全体通して内容的には充実しているが、恐怖度・インパクトの面では前作より若干劣るとの印象。第1弾ほどではないものの、今回も細かい誤植が多く見られるのはマイナス点。怪奇ムックとしては合格点で、心霊・怪奇ものが好きな方にはお薦め。

埼玉県川口市領家は、かって鋳物で栄えた街。たくさんの工場が立ち並ぶ場所で井上は 　　育った。「フキ」の日の炎と匂い、鋳砂と鉄錆の色、近くを流れる芝川の水、友達と遊んだ青く染まる夕容時。彼女の幼い頃の原風景を絵本にした「青の時間」をきっかけに「いもの国風土記」は撮影された。黒川と井上との協働により造られた、折りたたまれたいくつもの時間の袋をひらく記録映画。この地での撮影経験が「にわのすなば」にも活かされた。 　　第一部水の刻 　　昭和初期、荒川の支流・芝川沿いに建てられた工場が、たびたび水害に遭いながらも、発展し今に至る歴史を、不二工業四代目社長・入野純一氏のインタビューを元に構成する。 　　第二部火の刻 　　型込め・鋳型造り・そしてガス炉を使った「フキ」など、鋳鉄の仕事に携わる、現代の職人さんたちの姿と声に導かれて、路地から工場の中へとカメラが入っていく。

「実録！心霊三部作」シリーズの第3弾。今回は「呪いの動画」をテーマに、一般投稿によるビデオカメラの映像や携帯動画の中から余りに霊障が強いために封印していた動画の数々を解禁。最凶最悪の心霊動画をさまざまな観点から検証する。

裏の世界を知り尽くした安藤昇が２０年ぶりに企画した本格実録ヤクザ映画シリーズ第１弾。ヤクザ組織の抗争とその渦中の極道たちの生き様、死に様をリアルに描く。

ヤクザも持て余す武闘派不良グループの頭・浮島雄次は、恩田組との抗争で相手を殺し、入獄することになってしまった。時が過ぎて雄次は出所するが、グループは散りじりになり、かろうじて集まった仲間の中に、相棒だった康介の姿はなかった・・・。

ヤクザも持て余す武闘派不良グループの頭・浮島雄次は、恩田組との抗争で相手を殺し、入獄することになってしまった。時が過ぎて雄次は出所するが、グループは散りじりになり、かろうじて集まった仲間の中に、相棒だった康介の姿はなかった・・・。