本書は故今西春秋先生による『満洲実録』の満文と蒙文のローマ字転写と各々の日本語訳を収めたものである。 清朝満州族の原流と興起とを語る唯一の史料であり、満州語、漢語、蒙古語の三対を対応させ、間に太祖の戦った著名ないくさ87図を描いた「満州実録」を翻訳したもの。 1938年刊の満文『満洲實録』に新たに蒙文を対置し，満蒙の言語学的，歴史学的比較研究を可能ならしめた画期的な書。北京時代すでに蒙文研究に着手した著者の遺稿が江実先生の手を経て菅野裕臣教授により整理完成。

初めて満洲語を学ぶ人のために。学習の実践の場から生まれた独習できる満洲語テキスト。

二〇世紀前半、日本、ロシア、中国のそれぞれの「辺境」地域は、なぜ「生命線」となったのか。 義和団戦争から満鉄解体まで、満蒙でくりかえされる軍事衝突には、「鉄道」をめぐる利権が絡んでいた。 ロシアが「北満洲」に設立した中東鉄道とライバル会社満鉄との権益競争、ロシア革命後の「革命派」 と「反革命派」の内戦、張作霖など軍閥とスターリンの対決……。 鉄道をめぐるドラマを辿り、新しい国際政治史を描く。

简介：传说在梦与现实的交界处，有座没有边界的岛，去往者，皆得“永生”“那是传说中的珋満之地”“预言家？我只是个……在故事开头，就站在结尾的报幕人”“困此千年之久…创造，设计……如今看来，倒是收获了遍地的怨恨啊？”（文章使用过AI润色雷者自避）

1937年刊行の『満和辞典』（京都帝国大学満蒙調査会発行）以来、77年ぶりとなる満洲語の辞典。故宮博物院（北京）所蔵史料を中心に、著者が20年の歳月をかけて20余種の文献から集めた語彙約4万語を収録する。本文は横書き。見出し語はメーレンドルフ(P.G.von Mollendorff)の音訳法に従ってローマ字化し、アルファベット順に配列。見出し語のローマ字、満州文字、品詞、番号、日本語訳、見出し語漢訳、出典、（あれば）用例、用例の出典の順で記す。本書の刊行に対し、2016年日本学士院賞が授与された。 初版の刊行（2014年）直後より改訂の努力を重ね、4年の歳月をかけて満洲語訳入り『六部成語』の増補入力他、増補改訂を実現した。

山室信一，日本京都大學人文科學研究所教授，研究領域為近代日本政治史、法政思想史。除《滿洲國的實相與幻象》外，亦著有《法制官僚的時代——國家的設計與知識的歷程》（一九八四年每日出版文化獎）、《作為思想課題的亞洲——基軸．連鎖．投企》（二○○一年亞洲太平洋特別獎）、《憲法九條的思想脈絡》（二○○八年司馬遼太郎獎）、《日俄戰爭的世紀——從連鎖視點所見的日本與世界》等書。

「満蒙」という地域概念はいかにしてつくられたか．「満蒙独立運動」なる事件は本当に存在したのか．問いは満洲国建国へとつながってゆく．モンゴル日本中国ロシアの原典史料をしてその実態を語らしめる，近代東アジア研究の第一人者による待望の一書．

太平洋戦争はどのようにして始められたのか。初めて明らかにされた防衛庁、外務省所蔵の膨大な文書を駆使、大反響をよんだ開戦外交史。通史としては未だこのシリーズを超えるものは出ていないともいわれる。

まだ見たことのない父親を捜しに、北海道から来た女の子。彼女の名は樋口飛鳥（あすか）。父親の住居だと思っておしかけた家には、須藤真斗（まなと）と和沙（かずさ）の兄妹が住んでいた。話を聞いてみてびっくり、真斗たちと飛鳥は異母兄弟らしいのだ。そのまま飛鳥は、３人の父親が理事長をしているという噂の清領学園に編入して、須藤兄妹との同居を始めてしまう。自分たちの父親の正体も知らず、顔を見たこともない３人。父親と出会うために奮闘する飛鳥たち。しかし同じ家に住み、同じ学園に通う真斗のことを、思春期の飛鳥は意識し始めてしまう。はたして３人は、父親にめぐり会えることができるのだろうか!?